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2003年2月 「寿司は適度に高い方がいい!?」
2年ぶりの寿司特集、楽しんでいただいてますか? そう、私たち編集部員にとっても、久しぶりに「恐怖の寿司ロケハン」に苦闘した日々でした。
ロケハンにつきまとう苦労はこれまでもご紹介してきましたが、なかでも「寿司ロケハン」のタチの悪さは天下一品であります。なにしろ、私たちが毎日毎日食べるのは、弾力ある白身や、ピカピカ光るイカ、口の中でとろけるトロやプチンプチンのイクラなどなど、それはそれは鮮度のいい魚介ばかり。いやいや、そんなに怒らんとってください。確かに寿司は旨いです。自腹で行くとなれば夢のような話です。「最近、寿司しか食べてへんし辛いわぁ〜」なんて愚痴をこぼそうもんなら、「このバチ当たりめがっ!!」とお叱りを受けるのもごもっとも。
しかしです。聞いてください!! こっからが重要なんです。どんなに美味しいものでもそれが1週間も続くと、悲しいかなやっぱり飽きる。これは寿司に限らず何でもそう。ところが、寿司がことさらヒドイのは鮮度のいい生魚を材料にしているということ。消化に悪いんですね、生魚って。1日2軒、1晩で20カン平均で食べ続けたとして、まぁ、3日間は大丈夫です(我々の胃なら)。が、これが7日目くらいになるとだんだんと身体が拒否をし始める。具体的には、連日に渡って送り込まれてくる消化の悪い生魚をヒィーヒィー言いながらがんばって消化し続けてきた胃がピタリと活動をやめ、役割をボイコットする。そうなるともうお終い。あとはひたすら胃を休めて活動が再開するのを待つしか手はないんです。薬を飲んでもダメ。食べない。これが最良の治療法。もし、そんな身体からの危険信号を無視して、同じペースで食べ続けたらどうなるか。これはかなりおぞましい。かつて、寿司のロケハンを2週間やり続け、急性胃腸炎で病院に運ばれた同僚もおりました。どんなに鮮度
のいい魚介であっても、消化されずに(つまり胃で殺菌されずに)身体に留まると、やっぱり身体を攻撃するんですね。これは本当に恐い。
このような先人の苦難を教訓に、このたび、我々は正しい寿司ロケハンの方法を確立しました。すなわち、1週間食べ続け、1週間休む。そしてまた1週間食べ続け…と、まぁ、このようにしながら約2カ月の歳月をかけて、1人の脱落者を出すことなく無事、寿司特集を作り上げたわけです。
もし寿司がコンビニのおにぎりのように安かったら、魚が美味しくなるこの季節、お腹をこわす人が急増するかもしれない。いくら宝くじにあたったからって、「10日間寿司を食べ続ける」なんて夢を実現するのは危険です。
ちょっと憧れの食べ物。だから、お寿司はいいんですね。(説得力ない?)(勤)
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