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2004年1月
今回の特集では、京阪神の駅近酒場を巡ってきました。思っていたよりも数多くのいいお店に巡り会えたのですが、一番気に入ったのは京都のあるお店。
ライターさんに店の所在地は聞いてはいたものの、まったく見つからず、ぐるぐる通りを探しまわるはめに。京都の人間ですので、土地勘はあるはずなのですが、見つからない。何周かして、車も通れない細い細い裏路地の奥にOPENの文字があるのを発見。看板は見えないので、そーっとのぞきに行くと目的の店でした。
にじり口みたいに小さな入口を入ると、お客さんは7、8割方の入り。みなさん、よく見つけますよね。こんなにわかりにくい場所なのに。
女性2人でやっている店だったのですが、いちげんで入って来たのに、気さくに対応してくれました。お客さんは中年男性が中心。なごやかに盛り上がってました。場所柄、常連さんなのでしょう。でもメニューを見ると、なかなか酒飲み好みのメニューが揃っています。ここはバーと言うよりは、小料理屋的な酒房って感じです。
早速、焼酎と野菜の炊いたん、牡蛎の一品を頼みました。これがすごく美味い。焼酎のお湯割りもちょうどいい温度。よく、お湯が熱すぎる店もありますが、これだとせっかくの風味が飛んじゃいますもんね。店も、明るくて楽しいし、和みながら飲める感じ。自然と酒が進みます。
「やった! 掘り出しモンかも。ええ店見つけんちゃう?」ということで、気分よく店全体を見るようにしました。お客さんは地元の方が多いようで、後からは呉服姿の先生ぽい方も来られました。わかりにくい場所でもいい店やったら、お客さんを呼ぶんやなと実感。隣のお客さんが私の飲みっぷり、食べ方を見て、感じるところがあったのか、そっと声をかけてくれたり、楽しく過ごさせてくれたのです。
そのお客さんが日本酒を注文。それに対し、お店の方は3本ほど出してきたのですが、目を引いたのは、京都ではあまり見かけない広島の酒・竹鶴。私もそそられたので、アジのなめろうと共に、その酒をいただくことにしました。なめろうも普通より、量は多め。味噌の加減もいいので、酒が進む。竹鶴も深い味わいで旨い。
酒も良ければ、料理もなかなかのもの。駅からも近いし、まさに穴場。正直、内緒にしておきたい店。プライベートでまた来たいというお店が見つかるとうれしいものです。
数日後、取材を終えて、「また来ます」と言って帰ったのですが、仕事が忙しすぎて行けていないのが悲しい現状です。
あ〜、なめろう食べたい。(慎)
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