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2005年5月
朝10時、京都駅。待てども待てども、電車は来ない。この日は、前日からの大雪で、電車がストップ。滋賀・長浜行きの電車は1時間に1本あるのかないのか、わからないぐらいでした。ようやく、電車が到着、いざ滋賀へ。その後は順調に着くかと思われましたが、突然、米原で「降りてください」とのアナウンス。米原からはピストン輸送の臨時電車に乗り換えろとのこと。そんなん、全然言ってへんかったやん。
長浜は一面の銀世界。ヒザあたりまで雪が積もっており、歩いている内に靴下までしみ込んで来ます。エライ日に来てしまいました。この日は、普段は観光客でにぎわう黒壁スクエアもガラーンとした感じ。お店もさすがにこんな日は勘弁とばかり、臨時休業していました。
目的の店は、『鳥新』。かつて文豪も通っていたという名店です。ココはうれしいことに営業してました。店頭には金沢でよく見られるような雪つりが置かれているのですが、この日はここ数年で一番活躍したのかもしれません。
「えらい日に来てくれはったね〜」とお店の方の対応も温かく、この店の名物「鴨鍋」をいただくと、またさらに温まりました。ここでは冬は鴨、夏は鰻などの川魚料理がいただけます。本誌では初夏の特集でしたので、川魚を中心にした紹介でしたが、是非、冬にも行ってほしいです。鴨のまろやかな旨みがたっぷりいただけます。1人1万円〜とちょっと高価に思えるかもしれませんが、一度は楽しんでもらいたい味わいです。いいだし出てますよ〜。本当は、鴨の旨みをたっぷり吸い込んだ雑炊まで行きたかったのですが、まだまだロケハンしなくてはならないので、涙を飲んで、諦めました。続きはまた冬に。
その後、お土産屋さん候補を探索、それから、黒壁からちょっと離れたところにあるカフェをロケハンしに行きました。まあ、なんとか歩けるかな? その思いが浅はかでした。行けども、行けども雪ばかり。バスもタクシーも通りません。引き返すこともできず、ひたすら雪道を歩きます。そのうち、雪がどんどん降り出し、まさに吹雪となってしまいました。約30分歩いたでしょうか、意識が朦朧とする中、目的のカフェを見つけました。
ここはギャラリーとカフェが合体したオシャレな店。ただタイミングが悪く、ティータイムの時間で、食事を取るには2時間待たねばならなりませんでした。ここまで来たからにゃあ、諦めきれないので、時間をつぶしました。内庭に植えられた笹?が、雪の重みで腰を曲げているかのよう。だんだん、だんだん、しなってきます。これ、どこまで行くんかな?? ヒマですから、ずっとその様子を見てました。腰を曲げるどころか、前屈するぐらい、頭が地面すれすれまで来ちゃってます。これ、折れるんとちゃう?? そこでやっと店の人が来てくれて、雪下ろしをしてくれました。ピンと元通りになる笹。やはり大自然は厳しいです。たくましくなくてはいけません。お店の方も気を利かせてくれて、予定の時間より早くに、料理を作ってくれました。
帰りはさすがに、タクシーを呼んでもらいました。すると、「こんな日やし、運転するの怖いし、もう家に帰ろうかと思ってたわ」とタクシーの運転手さんもギブアップ状態。でもロケハンは終わりません。その後も親子丼、寿司と巡り、食べ終えたところで、タイムアップ。なんとか無事、電車も動き、帰路につきました。
今回の滋賀特集では、その他にも未確認飛行物体に遭遇したり、近江牛の牧場に行ったり、波が立たない鏡面の如く美しい琵琶湖に出合えたりと、いろんな体験ができました。その反面、非常に店発掘に苦しい思いもしましたが、みなさんに楽しんでもらえる店が揃ったと思います。楽しんでくださいね。(慎)
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