2005年7月
「今日はどうしても、肉が食べたい!」。
ありませんか? そういう日。私は、月に2回は必ずあります。もっとあるかも? 
そんな調子ですから、7月号の肉特集は楽しんで取り組みました。
今回はいわゆるオーソドックスな焼肉屋さんではなく、ちょっと個性派の肉料理の店を探すことが使命。
「ハラミ、センマイ、ホソ、ミノ」などはもうすでに定番化しており、「カワラ、クリロース、ミノサンド、ゲタカルビ、ビワハラミ、さらには、豚や馬のホルモン…」といった具合で、かなりコアな部位が揃うお店を探してきました。
食べたことも、聞いたこともない部位があると、つい挑戦してみたくなるのが、あまから編集部員のサガ。1日に何軒か掛け持ちで回りたいので、それほどたくさんの量は食べられないのですが…。
こうして約1月半、毎晩平均2軒ずつ焼肉を食べる日々が続きました。
そんなロケハンを重ねて行くと、まず胃の調子が悪くなり、身体が重くなってきます。キモチだけでなく、体重も…。肉の写真を見るだけで、ウッと来るような。
そんな憂鬱な状態の中、入ったお店が、京都・一乗寺にある『一実』。
この日は取材を2軒回り、ロケハンもすでに2軒行ってきました。同僚と一緒でしたので、相方に食べてもらい、私は少しだけつまむ感じでチェックしようと思ってました。
ここでは客自身が焼くのではなく、ご主人が肉を適度な感じに焼いてくれます。その肉は柔らかくジューシー。ほぼ満腹状態だったのに、どんどん食べられます。
そして、肉もいいのですが、私が特に気になったのは、なんと1800円のサムゲタン。普通3500円ぐらいが相場だと思いますが、これはかなり安いのでは。頼んでみると、高麗人参がたくさん入ってるんです。スープも抜群の旨さです。採算度外視したこの逸品。気がつけば全部飲み干してしまいました。
そして、翌日。
朝、起きると身体が妙に軽い。昨日までの重さはどこにいったのか? 高麗人参のパワー? 完全に復活してしまいました。
先ほどのお店は焼肉の店だけでなく、韓国料理の店としても紹介したいお店です。これからロケハンで苦しくなったら、このサムゲタンを食べて身体を再生させようかな? いいお店を見つけられて幸せです。
それから1ヵ月後。健康診断にて。
取材日を含めてサムゲタン2杯では身体を完全に浄化するには足らず、予想通り、お医者さんから注意を受けるハメに。
「でも、こんなロケハン生活でこの数値だったら、健闘していると思いません??」と私。
「そうですよね…。頑張ってますよね…」とお医者さんは苦笑してました。(慎)