2008年4月

 すでに「あまから」で掲載はしたけれど、まだ自分は食べに行けていない。美味しそうだし、是非行ってみたい! 
編集部員は、誌面で紹介した気になる店にプライベートで食事に行くことがよくあります。直接編集の担当をしていないため、やっぱり一度は食べてみたくなるんです。
 つい先日も、あまからスタッフである、イラストレーターの奈路道程さんの個展があり、その前に大阪・西天満のイタリア料理店『タベルナデッレ トレルマーケ』にて編集部4名でランチを楽しんできました。前菜からパテやフリットなど数種類の盛合せが登場し、とにかくボリュームがすごい!この一皿だけで、昼間っからワイン3杯を軽く飲み干していました。(注:休日です。)この日の集合の目的はあくまで「作品の鑑賞」。それを4名ともが危うく忘れそうになるほど、純粋に料理を堪能したのでした。
 こうして食事に出かけるたびにいつも想像するのが、読者の皆さんがどんな時に誌面に掲載しているお店を訪れられるかということ。ハレの日の夕食? 平日のランチ? 接待の場所として? 掲載するお店選びにおいて「わざわざ足を運びたい店かどうか」というのは大事なポイントになります。
 例えば、私が今号のインフォメーションページ内で担当した、神戸・王子公園のパン屋さん『かて』。「おいしいところがあるよ」とライターさんに教えてもらい、訪れたのが最初の出会いでした。まず驚いたのが、お客さんがひっきりなしにやって来ること。駅から少し離れた裏通りに位置しながら、近所の子どもたちや車で訪れる男性客などが朝から続々と詰めかけ、来る人来る人がカゴいっぱいに購入して帰るのです。一見、若く見えがちですが、芯の強さを感じる店主さんも魅力的。「自分が良いと思うパンを、お客さんを思い浮かべながら必死に作っているんです。」取材時に『「領収書ください」とおっしゃっていた方ですよね』(!)と言われてしまったほど、お客さん一人一人の存在を丁寧に記憶する人なのです。都心部にある大きなベーカリーのような販売数は望めませんが、例えば食パンやぶどうパンを買うためだけでも、出かける価値があると感じて掲載を決めました。
 今号は淀屋橋・心斎橋などの大阪エリアを大特集。ワインバーやビストロ、各国料理店など、多ジャンルにわたり紹介しています。3月、4月と暖かくなってきたこの時期。「食べたい」という素直な動機で足を伸ばしてみませんか?(沼)